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  日頃、太陽の恵み、自然の恵みを享受して元気を頂戴していますが、時として自然の脅威を感じます。京都・大島をはじめ豪雨の被害、竜巻の被害にあわれた皆さまにお見舞い申しあげます。

 2020年東京オリンピック開催が決まり、大きな目標ができました。その一番は、スポーツに親しむ子供たちです。今の小学生中学生たちがメダル目指して励み、自国で主役となり活躍する姿が目の当たりになれば、皆で元気を共有できることでしょう。
 モノで言ったら、1964年の時の作り替えでしょう。老朽化したインフラ、建築物の更新はストレートな経済効果が期待できます。それ以上に、あの当時失った自然を大いに取り戻すチャンスでもあり、知恵が出しあえるときでもあります。
 そして「おもてなし」のひとこと。海外メディアからは新鮮な反応があったようですが、この一言、奥が深いですね。日本人の心、精神・・・「おもてなしって何?」と思った方もいらっしゃるでしょう。今、おもてなしの本質や土壌を忘れたり、伝えられていない人が増えているのではないでしょうか?正直、私もよく理解できていないと思います。世界中で有名になり、流行語大賞を獲得しそうな一言が日本文化を再認識し、学ぶことができるのであれば、素晴らしいチャンスが到来したと感謝します。上っ面なおもてなしで終わらないことを願います。西欧化、欧米化、IT崇拝化が幸せへの一本道ではなくて、いろいろな道があることを生かしたいですね。
 ところで、今回の東京オリンピック決定のおかげで急浮上しているテーマに「江戸城再建」があるそうですね。NPO法人・江戸城天守を再建する会が「江戸城天守を再建して、この国を夢と希望、自信と誇りを持てる国にして行こうではありませんか!」と活動しているとのことです。精神論で考えると整理するのに少々時間が要りそうですが、観光立国のシンボルタワーにと言われると、一理有りかなと考えたりしています。木造で総工費数百億円とか。税金で行う事業ではないと明言されているので、寄付など民間資金でまかなうようですが、2020年という目標に向かってダッシュできるのでしょうか。ハードルは高そうですが、大きな夢を抱く方たちがいらっしゃるのだと、とても感服しました。
 先月、東京駅八重洲口駅舎“グランルーフ”が完成しました。丸の内駅舎とは対照的なモダンな建築ですが、低層である点は一緒です。八重洲口に向かう八重洲通りからの景観がガラリと変わり、東京湾からの風の通りも良くなるとのことです。行幸通りの整備を含め江戸城・皇居を意識していると聞いたこともあります。
 明治屋の歴史的建造物の保存を含め京橋、日本橋の再開発が急ピッチで進んでいますが、八重洲口正面も2020年には高層ビルに生まれ変わっていることでしょう。計画中の大きなプロジェクトが東京オリンピックを目標にしていることがうかがえます。

 10月25日、本来ならば“第54回東京名物神田古本まつり”の看板が飾られ、参加店が準備に汗を流しているのですが、台風のためにシートで覆われていました。直撃は避けられたのでスタートは遅れたものの11月4日まで例年通り賑わうことでしょう。神田神保町、この街全体がイベント会場なのですから規模が大違い、最大の魅力です。
 この時期、全国各地で古本市、古本まつりが開催されます。20回目を迎える「古本浪漫洲」も新宿サブナード2丁目催事場で11月1日(金)から2週間開催することとなりました。案内チラシを同封いたしましたのでご参照ください。古本浪漫洲の人気企画「全品300円均一」は魅力たっぷりの品揃えで皆さまのご来場をお待ち申しあげます。読書の秋、各地の古本まつり巡りをお楽しみください。

 八重洲に出店して早いもので、まもなく30年となります。八重洲地下街の中で、拡張したり、縮小したり、その時代の歩調にあわせてきましたが、一貫していることは“一人でも多くの方に本、古書の世界を知っていただきたい、触れていただきたい”この思いです。したがって、神田神保町のような専門店というのではなくて、趣味的な世界で広く浅い品揃えです。プラス、掘り出し物との出逢いがあることでしょうか。ちょっと懐かしい、自分にとって嬉しい、そのような店でありたいと思います。
 私の最近の嬉しい出逢いは、「八重洲だより第2号」です。出張買取の際に見つけたのです。古書の世界で価値があるものではありませんが、八重洲地下街に愛着のある私にとっては大発見でした。
 八重洲地下街が今の規模に拡大されて一年後、昭和45年2月1日発行です。記念セール、レシート(買上金額の下限無し)添付で応募できる抽選会、美人コンテスト「ミス・ヤエス・ナタリーコンテスト」などが紹介されています。抽選は3日毎に警察官立ち会いのもとおこなわれるとあり、外れたらすぐに買い物して申し込むことを勧めています。美人コンテストが実施されたというのは驚きです。マップの店舗を見ると、今日も営業しているお店が何店もあり、そのお店のこだわりの強さを感じます。。
 この出逢い、チャンスを増やすには“仕入が命”と、本の引取に積極的に出向いています。珍しいもの、変わったものを見つけたときは興奮します。出物が無くなったと言われれ昨今ですが、まだまだ眠っている本たちはたくさんいるはずです。何よりも恐れるのは、ゴミとして処分されてしまうケースがあとを絶たないことです。ホコリをかぶっているから、古いから、汚れているからと。
 捨てる前にご相談いただきたいと思うのですが、叶わないのは私たちのご案内、努力不足なのでしょう。是非、皆さまにもご協力いただきながら、「一度相談してみたら」と古書店活用をひろめていきたいところです。

 さまざまな出逢いや喜びが交叉する古書店でありたいと思います。皆さまのご利用をお待ち申しあげます。



参考WEB
【金井書店】 https://www.kosho.co.jp
【日本の古本屋】 https://www.kosho.or.jp
【八重洲地下街】 https://www.yaechika.com Twitter http://twitter.com/yaechika
【スタッフからの情報】
 ブログ http://www.kanaishoten.jp/staff_blog/
 Twitter https://twitter.com/rsbooks ※ハッシュタグ #金井書店
【金井書店グループ通信】 https://www.kanaishoten.jp/c/